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「NIIZAWA Prize by ARTLOGUE」は世界トップレベルのアーティストに大賞を、新進気鋭のアーティストには兆し賞を贈呈し、その方々の提案するラベル用デザインを、その年生産する二種類の日本酒の瓶に採用するものです。選抜は推薦者による推薦、そして審査委員による審査を経て、行われます。審査委員長は森美術館 南條史生館長です。

なお、使用する日本酒は、株式会社新澤醸造店が世界一の精米歩合7%にまで米を削り、醸造から出荷までを徹底管理して仕込上げた”究極の食中酒”「NIIZAWA」と「NIIZAWA KIZASHI」です。

このプロジェクトによって、優れた現代アーティストの顕彰を行い、その一方で日本酒という日本の伝統的な文化の価値を世界に発信し、これを振興していく、極めてユニークな試みです。

また、「NIIZAWA」と、「NIIZAWA KIZASHI」の売上の一部は、文化芸術の振興に寄与する活動に使わせて頂きます。

この「NIIZAWA」の栓をどのような場面で開けていただけるのか
そしてその酒質はどんな表情をしているのか
私たち蔵人でも想像できないのですが
純白な味わいを、心で味わていただければ幸いです。

We truly wish you would enjoy this sake of purity, which constantly keep evolving by different circumstances and moments.

株式会社新澤醸造店
杜氏 新澤巖夫

アートは、思慮深い想像力と、未来へ新たな道を切り開く創造力を養います。
酒は、食事の場で豊かなコミュニケーションを促進し、人と人の繋がりを育みます。
そして今、「NIIZAWA Prize by ARTLOGUE」の下に、最高の蔵元と芸術家が出会い、最高の酒が出来ました。

想像してください。この酒と共に創造される最高のひと時を。

ARTLOGUE CEO
鈴木大輔

メッセージ
青柳正規(元文化庁長官、東京大学名誉教授)

「NIIZAWA Prize by ARTLOGUE」は日本酒と現代芸術のコラボレーションであり、これまでにないユニークな取り組みであると思います。

2013年に「和食」がユネスコ無形文化遺産に登録され、世界から注目を浴びている今、「日本酒」を日本の文化として世界にプロモーションしていくことは、時宜に適った試みと言えるでしょう。「和食」に「飲」と「芸術」それぞれが持つ発信力が相乗効果を発揮することにより、世界にさらなるインパクトを与えることができるものと期待しています。

また、この「NIIZAWA Prize by ARTLOGUE」が、大災害を被りながらも再生を果たした宮城県の新澤醸造店から生まれてきたということに、深い意義を感じます。

グローバル化によって経済、政治などが極めて流動的かつ不安定となっている現在の世界において、文化芸術を通じて人々をつなぐ新たな取り組みが日本から誕生しようとしていることに改めて祝意を表するとともに、この試みが世界に向けて大きく持続的に発展していくことを祈念いたします。

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